貴方の服は大丈夫?衣類のシミで気を付けるべき事とは
普段生活の中で、ふとした瞬間にシミが付いてしまう事はよくある話です。
ですが、ちょっと使っただけだからと放置していると後悔するかもしれません。
しみ抜きをクリーニング店で頼むべきか、家庭で洗濯すべきかは、シミの種類や洋服の素材によって異なります。今回の記事ではよくあるシミの種類や気を付けるべき衣類などの特徴をお伝えします。
目次
- 1.洋服のシミってどうしてつくの?放置しても良い?
- 2.よくあるシミの種類
- 3.シミが付いたら気をつけるべき衣類
- 4.自分で落とせる?クリーニングに出すべき?
洋服のシミってどうしてつくの?放置しても良い?
一言で洋服のシミといっても、その原因は多岐にわたります。
例えば、食べ物や飲み物のシミ、油性のシミ、汗や皮脂のシミ、ペンのインクのシミなどが挙げられます。
衣類についた汗や飲みこぼしは乾くと見えなくなる事が多いですが、その成分は繊維にしっかり残っています。
洋服にシミまたはシミの原因となるものが付いた場合、素早く処理しないとシミが定着してしまい取り除くことが難しくなる場合があります。
そのためシミがついた場合には、できるだけ早く正しく処理することが大切です。
よくあるシミの種類
クリーニング店で寄せられるシミの悩みとして、カレーやソースなどの食べこぼし、ワインやジュースなどの飲みこぼし、ボールペンやマジックなどの塗料などが多く見られます。
汗・スポーツドリンク・皮脂の様な水に溶ける汚れの場合、一般的な水洗い洗濯が可能な衣類であれば、自宅で洗って落とす事もできます。
一方でカレーなどの食べこぼしや油汚れ、インクなどの塗料に関しては、自宅で洗って落とすのは洗剤にこだわっても難しいケースがあります。これらのシミは、クリーニング店のシミ抜きを利用しましょう。
また共通して言える事ですが、シミが付着してからなるべく時間が経たない内に洗濯、またはクリーニングに出しましょう。
例えば皮脂や食べこぼしの汚れは、放置するほど繊維の奥に汚れが浸透し、酸化という化学反応を起こして繊維の色自体を変えてしまいます。
実はそれが衣類の黄ばみの正体なんです。
シミが付いたら気を付けるべき衣類
デリケートな素材の服
ウール・カシミヤ・アンゴラのような獣毛素材や、シルク・レーヨンといったデリケートな素材は間違った処理をするとダメージを受けることがあります。そのようなデリケート素材にシミが付いた場合は、すぐにクリーニング店に持っていくことをおすすめします。
肌着類ほか肌に触れやすい服
ワイシャツやTシャツ・トレーナーなど肌に触れやすい衣類は気づかない内に汗汚れが染み込んでいる場合があります。
特に首元や脇・袖口には汗や皮脂の汚れが残りやすく、ワンシーズン放置するとしつこい黄ばみに繋がるため注意が必要です。
アウター類
ダウンジャケットやコートなどのアウター類であっても油断はできません。
首元や袖口などは肌に付きやすく汚れやすい他、ロングコートなどの裾に気づかぬ間に汚れが付いている事がよくあります。
アウター類のシミ汚れは気づかずに放置してしまいがちなのでシーズンごとにクリーニングに出した方が良いです。
シミは自分で落せる?クリーニングに出すべき?
WEBサイトや動画サイトで調べると、自己処理でシミを落とす方法が多く見つかります。
しかしクリーニング店には自己処理で失敗して相談されるお客様が非常に多くいらっしゃいます。
衣類にとって安全にしみ抜きするには確かな知識と経験が必要です。
繊維や洗剤の知識に不安がある方はクリーニング店にご相談いただく方が良いでしょう。
おわりに
シミは衣替えシーズンに気づく事が多く、お気に入りの洋服にシミがついてガッカリされる方も非常に多いです。
シミが浮き出る前にキレイに洗って保管して、大切な洋服と長く付き合いたいですね。